街を歩く

ボロボロの服で辿り着いた街
この街でだれも僕を知る人はいない
だから再スタートするんだ
僕は素晴らしい未来を掴むんだ

街を歩けば
後ろ指を差され
陰口を叩かれ
不気味がられる

そんな時の対処法は
歩くスピードを上げる
走ってもオーケー
すると視界から邪魔なものが消える


たくさん歩いてきたので少し疲れた。
今後の目的はお金持ちに出会うこと。
お金持ちの人は「教えたがりの人種」
どうやってお金持ちになったか聞けば
すぐに答えを教えてくれる。
どこに行けばお金持ちに出会えるだろう。
以外と身近な所にいるのかもしれない。

サードプレイスというのがある。
自宅でも会社でもない第三の場所。
くつろぎながら生産性を高める活動には
もってこいの場所。
そこにお金持ちがいそうな気がする。
思い立ったら即行動しよう。

街を歩き続けているとお洒落なカフェが見えてきた。よし、あそこへ行こう。
その時、後方からポルシェがやってきた。
僕の横を通り過ぎてゆき、近くの駐車スペースに止めようとしている。
あの運転手もカフェに行くんだろうか?
車からは30代中盤と思われる男性が出てきた。早速見つけた、いきなりだけどあの人にお金持ちになる秘訣を聞いてみよう。

「すいません、どうやったらお金持ちになれますか?」男は答えた。
「そうだね、君みたいに行動したらかな。人の目を気にせず、素直にお金持ちからアドバイスを聞いて実行すれば誰でもなれるよ。まずはマイノリティ(少数派)に入ること、それができたらさらにその中で少数派になる工夫をするのさ。ところで君のその格好・・・服がボロボロだけどどうしたの?」
「はい、実は僕も以前から今の時代は少数派に入ったほうがいいなと考えてました。住みなれた街の工場で働いていたんですが、そこの仕事をしている最中に仕事場を抜け出してこの街までやって来たんです」
「え?そうなの?住んでた家はどうしたの?家族とかはいないの?」
「僕は工場に住んでたので自分の家は無いんです。あと家族は元々存在してません」
「え?どういう意味?」
その時、突然男の携帯が鳴り響いた。男はすぐ電話に出ると、急用が入ったようで車に戻ろうとした。「ごめんね、急ぎの用事が入っちゃったから行くよ」
「はい、さようなら!ありがとうございました!」
車を走らせて10分位経った頃、男は車に取り付けてるテレビの電源を入れた。
ニュースが流れていた。

「3日前の午前11時30分頃、S市の工場で働いていた人間型ロボットが自分の判断で仕事場を抜け出し、現在行方が解らなくなっています。先月完成したばかりのこのロボットは見た目は人間とほとんど変わりませんが、人間が持っている(感情)は待ち合わせておらず、工場内の他のロボットに指令を出すだけのリーダー型ロボットでした。AI研究所の報告によると、今回の出来事は世界で初めてロボットが(意思)を持ち、自分の判断で行動を起こすことになった人類史上最大のパラダイムシフトが起きたと発表しています」

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